W124 E500 整備 その8
レベ無しの社外サスキットが組まれていたE500。オリジナルに戻しましょうということで、本国発注してあったレベライザーバルブのロッドとその上にあるブラケットなんですが、欠品になってしまっていて届くのに少し時間がかかってしまいました。早速取り付けて、レベオイルを入れて動作確認してみますと、レベ機能は生きていました。しかもレベバルブの動きなどはほとんどヘタっていません。これでアライメント取り直せば、見違え...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その13
マルチリンク等取り付けた状態でサブフレームを車体にドッキングさせて記念撮影。美しくないですか?見た目だけでなく、機能も、乗り心地も新車になっているはずです。とても30年前のクルマとは思えませんでしょ?大きな事故をしていないこと。ボディーや下まわりが酷く錆びていないこと。内装が綺麗なこと...
View Articleステアリング舵角センサー その2
今回はE46ですが、メーター内に警告灯が点灯したということで、修理依頼を頂きました。実はこの2月から、全部ではありませんが、こういった警告灯が点いた状態では車検をパス出来なくなっています。ちゃんと整備しましょう、という方針なんだと思います。なので、適当にリセットしてしまったり、疑似信号送って消しちゃうなんてのは本末転倒ですね。今回の修理は前回ブログで書きましたお車と同じステアリングアングルセンサーの...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その14
サブフレームを車体に取付けたら、1G状態にしてから、マルチリンクの増し締め、トルクチェックを行っていきます。通常はドライブシャフトが水平になる位置を基準とするのですが、このクルマの場合は特殊なタイヤを履いているので、そのタイヤ、ホイールを取り付けた状態での1G車高を決定します。その状態で、振り下げを使って、フェンダー頂点からハブセンターまでの距離を測っておきます。ホイール・タイヤを外して、もう一度そ...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その15
今日からはフロント側リフレッシュです。タイロッドのボールジョイントを抜くお馴染みのツールです。外れる瞬間「パッーン」と凄い音がするので、何回立ち会っても心臓に悪いです。スタビ外してブッシュを見ると、ユルユル度合いは過去最高レベルです。手で勢いよく回すとそのまま独楽みたいにブッシュが回り続けるくらいでした。...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その16
フロントタイヤハウス内もリアと同様に防音・防錆処理します。脱脂してからマスキングしておいてたっぷり目に塗ります。結局このクルマには、1本2,500円の防音・防錆スプレーを10本以上使いました。効きの悪いブレーキ。フロントパッド外してみたら、純正が入ってました。ということはパッドのせいではなさそうです。ピストンシールなどはほぼ新品状態に見えるので、キャリパーのOHをしたばかりのようです。エアーが抜けて...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その17
フロントロワアームのボールジョイント。状態はそんなに悪くありませんでしたが、ここまできたらもう全部交換でしょう。これの脱着専用のSSTがあります。ありますが、汎用のカラーをちょっと工夫して使えば普通の万力でも出来ます。ロワアームブッシュ。叩けば外せますし、入れるのだってSST無しでも出来ます。もちろん、SSTがあれば効率よく、且つ失敗なく作業出来ますから、あるに越したことはありません。でも、正規の整...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その18
フロントまわり組み込んでいきます。リアに比べるとフロントはサクサク行けます。フロントハブベアリングは、イン&アウト側のベアリングとカラーを抜いたら綺麗に掃除しておきます。ベアリングにグリスを入れる時には、横から叩くように入れていきます。イン側のベアリングを組込みシールをはめ込みます。中にもたっぷりハブグリスを塗ります。純正のハブグリスだと150g入りなのですが、片側で全部使ってしまう計算です。但し、...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その19
フロントハブのベアリングはテーパーベアリングになっているので、クリアランス(ガタ)の調整が必要です。先ずはベアリングを馴染ませるために、センターをプラハンで叩き、その後少しずつ回しながらナットを締めたり緩めたりします。一旦、ハブの回りがかなり渋くなるくらい(クリアランスがほぼゼロ)まで締め込みます。ローターをロックピンとボルトで固定し、ダイヤルゲージをおおよそ...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その20
フロント・リアともに下回りのリフレッシュ全て完了しました。あとはアライメントに持って行くだけです。下から覗いたらもうほとんど新車です。走っているときには見られないのが残念なくらいです。とにかく、これでお待たせしている他の車両に取り掛かれると思いきやエンジン載せ替えのときに降ろしていたエキマニを持って帰って、面研して断熱塗料も塗ったので交換して欲しいとのこと。はいはい、それくらいならお安いご用です。っ...
View Articleブレーキのエア抜き
前期のフロント2ポッドから、フロント4ポッド、リアは同じ2ポッドでもキャリパーが一回り大きくなった後期用のキャリパーに、どこかの業者さんで交換した後、効きがやたら悪くなってしまいました。エア抜きがしっかり出来でいなかったのではないかと思い、しっかり抜いてみることにします。今回は加圧式ブリーダーを使います。先ず、ブリーダーのタンクは空のままで、マスターシリンダーを 10psiほど加圧して...
View Articleウェザーストリップ比較テスト
W124のフロントドアウェザーストリップなんですが、何か安い商品はないかとお問合せ頂くことがときどきありますので、いろいろ取寄せてみてテストしたりしています。ウエザーストリップに関しては、もともと...
View ArticleW124 300TE 足回りのリフレッシュ その21
アライメント調整が完了したということで、テスト走行を兼ねて引取りに行ってきました。一般道、走り始めてすぐ、タイヤのロードノイズがとんでもなくうるさいです。だって、マッドテレインですもん。時速4kmですでにうるさい。そんなスペシャルなタイヤでも、滑るように走っていきますから、逆に感動しますよ。コーナリングも凄く安定しています。さすがに Mud-Terrain...
View Article2.65デフ
ファイナル比2.65のデフというと、1速発進のW124 400E が思い浮かびます。同じ124でも 500E/E500 だと、2速発進で、2.82 。 320E/E320 は、2速発進で、3.06 。 280E/E280 も、2速発進 (94以降は 1速発進)で、3.06 です。ところで、W124 500E と W126 500SE...
View Article販売車両のエンジン載せ替え その2
今度は、ワゴンのほうからエンジン・ミッションを降ろします。同じ作業を続けて2回やると、要領もよくなって、作業スピードも随分アップします。 M104エンジンを2基並べてセダンはレベ無しで、ワゴンはレベ付きなので、パワステポンプ(レベ付きの場合はタンデムポンプ)を入れ替えないといけません。反対にセダンはASR付き、ワゴンは付いていないので、スロットルアクチュエーターも付替えます。...
View Article販売車両のエンジン載せ替え その3
移植を全部終えて、今度は積み込みます。ここだけ見ると、エンジン降ろしてるのか積んでるのか分からないですね(笑)配線やら配管を元に戻して油脂類全部入れて、一通り入念にチェックして完成です。降ろすのは半日あれば出来ますが、積み込んでからエンジンかけるまでは丸一日かかっちゃいますね。By OZWfacebookにもどうぞ。☆☆☆輸入車部品販売のスピードジャパン☆☆☆
View Article本日20時放送
山口宗久さんの「モーター日本」というネットTVに出演させて頂くことになりました。本日20時から、こちらで生放送されます。お時間のある方は是非ご覧ください。今日は忙しくて無理という方は、YouTubeにアーカイブされるそうなので、後からでもご覧頂けると思います。内容は、私自身もよく分かっていません(笑)ので、山口さんの紹介文を引用しておきます。=====引用開始「モーター日本」第16回...
View Articleエンジンマウント
ベンツのエンジンマウントって一部車種を除いてほとんどがオイル封入式です。過去に何度かこの話題は取り上げていて、社外品にはオイルが入っていなかったりしたのですが、最近ではコピー商品でさえオイル封入式になっているものもあるようです。このオイル、主にアイドリング時の振動を抑える働きをしています。エンジン振動を抑えるようエンジンマウントの剛性をあげると、低周波域の振動が抑えられて、乗り心地は良くなりますが、...
View Article