高速での安定性はその辺の国産車よりはいいと言いましたが、ちょっと荒れた路面ではその辺の国産車よりまるで劣っています。
突き上げ感があって硬い乗り心地なのにフラフラなんです。
一応ディーラーでも整備していたというだけあって、タイロッドなど最低限のものは交換されていました。
ドラッグリンクとステアリングダンパーは要交換でしたが、それ以外はここまで酷い乗り心地につながるようなところは見当たりません。
ショックは前後ともSACHSのパフォーマンスキットのもので、リアのスプリングはそのキットのものでしたが、フロントはメーカー不明の社外品が組まれていました。
そのせいか、フロント車高が極端に低いのです。
これだと、1G状態でクルマを前後方向から見ると左右のアームがバンザイしてしまっているので、初期入力に対して全く踏ん張りが効きません。
ここは「ハの字型」になっていてはじめて踏ん張れるのです。
ここは「ハの字型」になっていてはじめて踏ん張れるのです。
さらに、1G状態でショックの伸び側と縮み側のストロークがちょうど真ん中にあるのが理想なのに、ここまで車高が下がっていると縮み側のストロークがほとんどなく、いきなりバンプラバーに当たってしまう状態です。
突き上げ感があって安定しない理由はこれですね。
突き上げ感があって安定しない理由はこれですね。
えちごや皆口氏がいつも言っていることなのですが、
124に限らず、車高を下げるなら、左右アームがバンザイしない範囲で、且つ、ショックのストロークポジションまで考えてセッティングしないと、それはもう酷い車になってしまいます。
124に限らず、車高を下げるなら、左右アームがバンザイしない範囲で、且つ、ショックのストロークポジションまで考えてセッティングしないと、それはもう酷い車になってしまいます。
124の魅力は、高いボディー剛性によく動く脚です。
それなのにここまで脚の動きを止めてしまっては、124に乗る意味を半分以上スポイルしてしまっていると私は思います。
それなのにここまで脚の動きを止めてしまっては、124に乗る意味を半分以上スポイルしてしまっていると私は思います。
ノーマルスプリングに交換する予定です。
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By OZW