降ろしたヘッド。
先ずはカムホルダーを外しにかかるのですが、ボルトが回りません。
インパクト使っても穴が潰れるかトルクスレンチのほうが壊れます。
特にEX側は、ほぼ全滅でした。
このクルマに限ったことではなく、104エンジンは全部そうです。
ボルトの太さに比較してトルクスの穴が小さ過ぎるのです。
極端な言い方をすれば、太いボルトを精密ドライバー使って回すようなものです。
構造的欠陥と言わざるを得ません。
実際、104のあとの112エンジンでは、ここは普通の六角ボルトに変更になっています。
仕方ないので、こんな感じに切れ込みを入れて何とか回して取ります。
これだけでもかなり時間を食ってしいますが、その分の工賃も取りにくいし、104に関してはヘッドOHを避けたがる業者さんが多いのも頷けます。
でも、ここまではまだ可愛いもので、実はもっと深刻な問題がこのエンジンには隠されていました。
つづく
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By OZW