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こだわり過ぎのウッドパーツ

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R107のシフトパネルです。
リペア作業中のものなのですが、裏側を見れば分かる通り、W201、W126や通常のW124などと同じで土台は木製です。
でも、R107のものはオープンにするからなのか、ほとんどのものが反ってきたり表面がデコボコになってしまっていてリペア困難なものが多いようです。



イメージ 2

そんなわけで、型を起こしてアルミ板から作成したという業者さんから一度見に来て欲しいということで、都内某所の製造工場にお邪魔してきました。



イメージ 3

上のアルミ板に純正と同じ天然木シートをプレスで圧着して作っていくそうです。



イメージ 4

一番右側がウッドシートを圧着した状態のもの。
その左が一度目の樹脂を塗ったものです。
このあと塗った樹脂を平らに削ってその上からまた樹脂を塗るという作業を5回も繰り返すのだそうです。
まるで漆器職人のような作業工程です。



イメージ 5

作っているのはR107後期のシフトパネル、灰皿、コンソールパネルの3枚セットです。
こちらもまだ一度目の塗りが終わったばかりのもので、この日は完成品は見られませんでした。
実は完成品が一つあったのですが、工業試験場で高温高湿状態での耐久テストを終えてそれがまだ戻って来ていませんでした。
20年使える製品という前提のテスト結果はひび割れ変形などは全くなかったということなので、販売を始めることにしたのだそうですが、見に行くのがちょっと早かったようです。

全て日本の職人さんによる手作りですから、モノは確かなのですが、ここまで手間暇かけてしまうと値段もそれなりになってしまいます。
3枚セットで25万円くらいだそうです。



By OZW



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