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タコ足

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イメージ 1

えちごや製M104(DOHC直列6気筒)エンジン用のタコ足です。
10年くらい前に作ったものだそうですが、これから先もまだ10年以上は使えそうです。

エキゾーストサウンドはやはり6気筒は別格のようで、管楽器を作っている感覚になることがあるそうです。


イメージ 2

集合部分は手作り感満載ですが、かなり凝った作りです。

直列6気筒エンジンは排ガスが合流するタイミングを均等にずらし易く、排気の慣性効果が大きく活かせるので、より排気をスムーズに流せ排圧を下げることができます。
タコ足(等長エキマニ)が最も本領を発揮するエンジン形式ともいえます。

ときどき敢えて不等長にして排圧を高めて吹き抜けを防止することでトルクを狙う、なんてことを書いているひとがいますが、2サイクルエンジンとごっちゃにしちゃってるのか、ターボ車で等長より最短距離を優先した設計のものを誤解しているんじゃないかと思います。

低回転域でパイプ径を細くして流速を上げることを「排圧をかける」という言い方をすることがあるので、それを間違って捉えてしまっているのかもしれません。

少なくとも4サイクルNAエンジンでは、どの回転域でも排気弁が開いたとき、その外部分は出来るだけ大きな負圧になっているのが理想です。



イメージ 3

フロントパイプとのジョイント部分は角度調整ができるようになっていました。



イメージ 4

このように3つの部品で構成されています。
空冷ポルシェのパーツの流用だそうで、漏れは全くないし耐久性も抜群だとか。
この時代のポルシェはパーツ一つ一つのクオリティーが高くて、車両価格全体として考えると決して割高ではなかったと思います。


By OZW



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