ギア比2.82のピニオン&リングギアですが、ドイツに在庫ありました。
組込みは可能は可能なのですが、これにはギアの噛み合わせの深さ、バックラッシュの調整、ベアリングのブリロード値など専用の測定器と専用工具、それにもちろん知識と経験が不可欠で、これが出来るところはそうそうありません。
さらに、リングギアのキャリアはギア比毎に厚さが異なるので、これも別に入手しなくてはならず、この方法でのギア比変更は現実的ではなさそうです。
さらに、リングギアのキャリアはギア比毎に厚さが異なるので、これも別に入手しなくてはならず、この方法でのギア比変更は現実的ではなさそうです。
なので、普通はデフをまるごと全部交換ということになります。
で、先ずはケースの大きさ、これが違ったら互換性はかなり厳しくなります。
で、先ずはケースの大きさ、これが違ったら互換性はかなり厳しくなります。
1980's - 1990'sの W124、W126、R107、R129あたりのデフのケースは、オイル容量で、 1.1, 1.3, 1.4, 1.6L の4種類が見つかりました。
W126 500SE は前期も後期も、1.3Lですが、前後期ではケースの形状が異なり互換性はありません。
さらに、後期用 1.3Lにも2種類あって、ドライブシャフトに繋がるギア径が、185mmと210mmのものがあります。
これは、エンジントルクの大きさで使い分けしていて、ざっくり言うとV8は 210mm、それ以外は185mmです。
ドライブシャフトまで入替えるなら、どちらも使えますが、V8用 210mmのを 185mmにしてしまうのは強度的に問題がありそうです。
さらに、後期用 1.3Lにも2種類あって、ドライブシャフトに繋がるギア径が、185mmと210mmのものがあります。
これは、エンジントルクの大きさで使い分けしていて、ざっくり言うとV8は 210mm、それ以外は185mmです。
ドライブシャフトまで入替えるなら、どちらも使えますが、V8用 210mmのを 185mmにしてしまうのは強度的に問題がありそうです。
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ところで、後期W126 500SEのファイナル比ですが、メーカーの取説の最後にある諸元表には確かに 2.24の記載があり、ネットでの情報もほとんどそれになってしまっていますが、これ間違いです。
ヨーロッパ仕様の諸元表をそのまま記載してしまったのでしょうか?
少なくとも日本仕様は、2.47でした。
想像していたよりはマシな加速というのは、これだったのですね。
で、この2.47をいくつにするかがまた悩みどころです。
このクルマ一台で全てを賄うなら、迷わず2.82でしょうが、速さは W124 E60 で楽しめると思うので、W126らしさを残すとすると、2.65くらいが無難なのかも。
By OZW