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サーモスタット

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95年以降の車からはサーモスタットはハウジング一体型のものが多く、値段も結構高くなってしまっていました。

一体型の耐久性がアップしたのか、値段の問題で昔のように定期交換じゃなく完全に壊れてからしか交換しなくなったのか、受注数そのものは少し減ってきています。

一般的には、水温が86度前後から開き始めて100度付近で全開になるものが多いようですが、W124 500Eなどの発熱量の多い車だと80度くらいから開き始めるものもあります。



イメージ 1

ポルシェ997のサーモスタットとハウジングの画像です。
一応一体型ですが、特殊ツールがあれば中のサーモスタットだけの交換も可能です。
996も997も86度で開き始め、99度でフルオープンになります。

これらにはローテンプ用のサーモスタットの設定もあって、どちらも摂氏71度(華氏160度)で開きはじめ、全開が82度(華氏180度)というものがあります。
996用997用

これに交換するだけで、実測値で5馬力アップになります。

デメリットはないのかと言われると、若干の環境性能の悪化とエンジンオイルの劣化が多少早くなるようです。
ポルシェが一見必要以上に高い温度設定にしている理由はエミッションコントロールのためと、オイルに吸湿された水分を蒸発させるためだと言われています。


By OZW


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