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ハンドルセンター

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イメージ 1

W124 E320ワゴンなんですが、直進状態からハンドルを左いっぱいに回すとちょうど一回転半、540度のところで止まります。



イメージ 2

ところが、右に回していくと、一回転半のところを通り越してしまって 585度まで回ってしまいます。
つまり、センター位置が22.5度分ズレてしまっているということです。

でも、この状態でアライメントを取ってしまっているので、センターズレていてもハンドル真っすぐにして、一応まっすぐ走るので気づかないことが多いかも知れません。

もちろんギアボックスはセンター付近で遊びがなくなる作りになっていてるので、センター以外の遊びの多い部分でセンターを取ってしまうと、常に細かなハンドル修正を強いられることになります。
さらに、ギアボックスにも負担をかけることになってしまいます。

ちなみに、正規の整備解説書には「ハンドルセンター合わせずに走るとギアボックスが壊れるよ」としっかり書いてあります。



イメージ 3

ついでに下回りを点検してみると、プロペラシャフトのセンターベアリングが駄目になっているようです。
降ろしてみるとセンターブッシュが破れかけていました。




イメージ 4

せっかくマフラーとプロペラシャフトを降ろしたのですから、恒例の防音・防錆処理も施しておきましょう。



イメージ 5

ギアボックスからのオイル漏れでシール交換したということですが、微妙にまた漏れています。
その時の作業でセンターも狂ったと思われ、ちょっと残念な結果になってしまっています。

ちなみに位置合わせ用にペイントで印が付いていますが、そこの位置関係よりも



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ピットマンアームの脱着に関しては、こっちの位置関係の方が重要だったりします。



イメージ 7

結局、ギアボックスは降ろして、センター出しし直してから再度組み付けることになりました。

前にも書きましたが、一度外してしまうとギアボックスのセンターは元の位置に戻しても微妙に狂うので、罫書の印はあまり当てになりません。
それに、どういう訳かこのクルマの場合、マーキング見当たりませんでした。



イメージ 8

そいう時のために、こういうSSTが存在します。
ロックトゥーロックで何度か測って、その角度のぴったり半分がギアボックスのセンターということです。



イメージ 9

ギアボックスをセンターにして組み付け直すと、逆にハンドルがこれだけズレました。
これはハンドル付け直して真ん中にもっていけばいいだけです。



イメージ 10

ハンドルセンターにすると、タイヤはこれだけ右向いてしまいます。
こちらはアライメント取り直して修正です。



By OZW


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