セカンダリマフラーの位置を決めて、キャタからつながるパイプの形状を検討します。
ストレートと60度曲がったパイプを組み合わせてその場で制作します。
外から見た溶接の綺麗さも大切ですが、実はパイプ内の溶接の出っ張りがないことのほうがもっと重要です。
はじめのものより、全体的に 4cmほど上に上がりました。
フロアやペラシャとのクリアランスは狭いところだと1cmもありません。
走ってみると当たるところがあるかもしれませんが、そういうところは叩いて凹ませばいい、という前提で作っています。
こういう割り切りはやはりマフラー屋さんには無理かもしれません。
最後の難関は、セカンダリーから出口マフラーをつなぐパイプです。
デフを避けて、ロワアームの下をくぐらせつつ、出来るだけ下には下げないレイアウトを探らなければいけません。
ストレート、60度、90度のパイプを組み合わせて仮留めしてみて検討していきます。
完成したマフラーを付けてフロントから覗いてみると、見えなくなるくらいフロアと一体化しています。
ここまでする意味は何かといえば、もちろん空力です。
そんなのでどれほど違うの?と懐疑的に思うひとも多いかも知れませんが、最新のクルマに比べて空力をあまり考えていないこの時代のベンツでは特に効果が大きいようです。
床下ではありませんが、例えば私の60のボンネットの前寄りに開けられた左右ダクト、有るのと無いのでは、100km/h-200km/h加速が、3秒以上違います。
床下ではありませんが、例えば私の60のボンネットの前寄りに開けられた左右ダクト、有るのと無いのでは、100km/h-200km/h加速が、3秒以上違います。
facebookにもどうぞ。
By OZW