昔のポイント式の車では、デスビの取付け位置を少し回してやれば点火時期の調整が出来たりしました。
レギュラー仕様の車だとハイオク入れてデスビを捻って進角チューンなどということをやって楽しんだりしていました。
デスビの中にセンサーがあればいいのですが、その後クランクセンサーがエンジン本体に付くようになり、デスビは単なる分配器になりました。
さらにダイレクトイグニッションではデスビそのものが姿を消してしまいます。
さらにダイレクトイグニッションではデスビそのものが姿を消してしまいます。
R107なんかですと、初期の450SLまではこの進角チューンが可能だったのですが、その後すぐにクランクセンサーがエンジン後側に付けられてからは、当然のことながらデスビをどんなに回したところで進角なんて全くしません。
ちなみにポイント式の縦目ベンツだとポイントでインジェクターの噴射タイミングも測っていたので、進角チューンなんてやろうものなら一気に調子悪くなります。
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いくらお金をかけてもまともに走るようにならないということで、えちごやに持ち込まれたこの560SLですが、まさかの進角チューンが施されいました。
上死点前なのに既に1番シリンダーの位置(黒矢印)を通り過ぎています。
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回転数が上がるとガバナーで更にズレて、もうほとんど隣(赤矢印)のほうが近いくらいですから、仮に進角チューンが有効な車種だとしてもやり過ぎです。
回転上げると失火してたんでしょう、これでは調子悪いのは当然ですね。
By OZW