毎年値段が上がっていくイグナイターなので、できるだけ長持ちさせたいと思っているひとも多いことでしょう。
ダメになる一番の原因は熱で焼けてやられてしまうことですから、エンジンルーム内の熱はできるだけ外に逃がしてやる工夫も必要です。
でも、もしかするとそれ以前にイグナイターの裏に塗ってある放熱グリースが痩せてしまっていて、うまくボディー側に熱を伝えられない状態になっていないかチェックしてみてください。
デッドニング処理中の500Eから外したイグナイターです。
まだ一度も交換された様子はなく、裏側のシリコンはボソボソでした。
この写真は、シリコンをはぎ取ったあとのものですが、丸で囲った部分に若干焼けた跡が見られました。
とはいえ、これはまだ軽症のほうなので、まだ使えそうです。
放熱用のシリコーングリスをケーキのスポンジに生クリームを塗っていくバティシエ用のヘラで塗り直します。
ちなみに、純正のイグナイターを取り寄せるとシリコングリスも一緒に付いてくるのですが、中身はウルト製の型番 0893-844-100-U のものになります。
でも、皆口さんお勧めのグリスは、サンハヤト製放熱用シリコーングリス。
熱伝導率も耐熱温度も、こちらの方が上なんだそうです。
熱伝導率も耐熱温度も、こちらの方が上なんだそうです。
By OZW