W124 400Eベースの6L、えちごや1号機の腹下です。
見事なまでに真っ平で、出っ張りはありません。
この1号機の排圧可変マフラーは、えちごや皆口氏ひとりで作り上げたもので、当然このレイアウトも彼の意図したものです。
ギリギリまで床に合わせて這わせてあるので、一部ペラシャや遮熱版などと干渉する部分はマフラーを叩いて凹ませてあったりします。
一方、こちらは私の60。
同じ排圧可変マフラーでもパイプの曲げや溶接してつないでいく作業はワンオフマフラーを得意とするマフラー屋さんによるものです。
干渉しそうな部分は逃がしているので、少し下に出てしまっていますが、全体的にパイプはストレートになっていますし、叩いて凹ませたような部分もありません。
この違いは、エンジンを中心に、しかしトータルでチューニングを考える「えちごや」さんとマフラーの機能を中心に考える「マフラー屋」さんとの考え方の違いによるものです。
エンジンが同じだと仮定して、もしシャシダイで計測すれば、パイプがよりストレートで凹みもない私の60のほうが、ほんの少しかもしれませんが馬力は上でしょう。
でも、実走行、特に高速域では、より抵抗の少ない1号機に離されるのは間違いありません。
でも、実走行、特に高速域では、より抵抗の少ない1号機に離されるのは間違いありません。
気体は温度が高ければ流速は上がるので、マフラーのパイプの一部が少しくらい凹んでいても出力にはそれほど影響はありません。
おそらくピークパワー時でさえ、違いは数馬力あるかないかでしょう。
それに対して、下に出っ張ることによる空気抵抗は、高速域ではこれの何倍もの損失になります。
おそらくピークパワー時でさえ、違いは数馬力あるかないかでしょう。
それに対して、下に出っ張ることによる空気抵抗は、高速域ではこれの何倍もの損失になります。
悔しいので、一部作り直すことになるかもしれません。
By OZW