タガネで叩きこんで増し締めしてあったリアハブベアリングを交換したときに、皆口さんが「こういうことやるところは、きっとフロント側も同じことやってるよ」と言われていたものですから、今回ガラス交換のついでにフロントハブの交換もお願いすることにしました。
外してみると、予想通りタガメで締めこんだ跡がありました。
幸いリアほどは酷くなかったのでグリースは残っていたのですが、交換することにしておいて正解でした。
幸いリアほどは酷くなかったのでグリースは残っていたのですが、交換することにしておいて正解でした。
ローターごと外して、ここまで奇麗に掃除します。
えちごやでは、ベアリングのアウターリングはそのまま使うことはしません。
表面の凹凸を1000分の2mm以下まで磨くことから始まります。
2/1000(mm)の鏡面というのは、爪の筋が綺麗に映り込む程度だそうです。
右側が磨いた後、左が磨く前の状態です。
確かにこの中にベアリングを入れて手で回してみてもスムースさの違いが分りましたから、数百kgの荷重がかかったときの違いは相当大きいのではないかと思います。
単純に交換するだけならプロとはいえない、というのが皆口さんの持論です。
外側には純正のグリースをそのまま使いますが、
内側には、経験上それでは柔らかすぎるということで、少し硬めのスペシャルグリースを使用します。
もちろん正規の整備解説書にそんなことは書いてありませんが、これは126の足回りだけで数十台整備してきた経験が生かされるところです。
最後にしっかり締めて、これでこの部分はあと10年は安心して乗れるようになりました。
By OZW