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次期車輛復活計画9

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イメージ 1

どうやら前オーナーは雑誌の企画もあったのでしょうが、BRABUSエンジンのこのE60AMG?を300km/h巡航可能なクルマに仕上げていったようです。

300km/h出るということと300km/hで走れる(巡行できる)というのは別の話ですが、とりあえず300km/h出すにはまず絶対的なエンジンパワーが必要です。

ポルシェターボでも初代 930ターボは260PSで最高速は250km/hでした。
2代目の後期モデル 964 Turbo 3.6で、360PS 280km/h。
3代目 993ターボでは、408PS、290km/h。
300km/hを超えたのは、水冷化された4代目 996ターボの 420PS 305km/h からです。
このことから考えると、Cd値やギア比はともかく少なくとも400馬力以上の出力は必須条件になってきます。



イメージ 2

そこで、前回書いたフルオーバーホール+αのあと、えちごや特注のタコ足、スポーツ触媒の後ろに特注のマフラーを装着しています。
このマフラー、最大出力を狙ってかなり太めな仕様になっているおかげで、低速時のトルクが問題になり、これの解決策としてセンターマフラーの後ろ側に排圧可変バルブを装着、タコメーターと連動させたダイアフラムで3000rpm以下では50%以上閉じる設定になっています。
ただ、センタマフラーだとダイアフラムが熱に耐えられず、近々このシステムは変更の予定です。

さらに安定して300km/hで走り続けるため、スペアタイヤの出っ張りを切り落とし、マフラーの太鼓部分もフラットにした上、デフの後ろからバンパーまでをアルミ板で覆って高速走行時の空気の流れを整えるデザインになっています。
これは効果抜群で、前オーナーによると、180km/h以上では、ボディーが路面に吸い付くように走るようになったということです。



イメージ 3

次に、熱対策とエンジン抵抗を減らすため、カップリングファンは取り外され、代わりに特注シュラウドにVOLVO製の電動ファンが使われていました。
ちなみに写真の中で置かれているファンの位置が純正カップリングファンの位置です。
かなり中心からズレているのが分ると思いますが、電動ファン化することによって最も効率的な位置にファンを持ってこられるというメリットもあります。



イメージ 4

インシュレーターは今回SJオリジナルのファイバーテックスインシュレーターを加工して装着しました。
なんで加工が必要だったかというと・・・



イメージ 5

FRP製のボンネットに熱を逃がすための穴が開いているからなんですね。

ここだけは、私の好みから大きく外れているモディファイなのですが、熱だけではなくてFRP製ということもあって300km/hどころか、100Km/h+αでもこの穴から空気を抜かないとボンネットが飛んでしまう危険性があるということなので、これを塞いでしまうわけにはいかないようです。

余談ですが、今年の春、最初にこ部分の写真を見せられたときからボンネット穴の右側の白っぽい丸いポッチ、ずっと鳥の糞だと思っていましたが、これボンネットのロックピンだったんですね(^^;;


By OZW



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