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お尻が痛い

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長時間車を運転しているとお尻が痛くなってくることってありませんか?

これがスポーツカーで敢えてクッションを薄くしているというなら納得もいきますが、高級セダンのはずなのにお尻が痛くなるシートってどうなのよ?と思います。

座面パッドがヘタってきていて、煎餅布団状態になってるのが原因ということもあれば、新車からダメな場合もあります。

いろんな方からお話を伺うと、W124とかW126などは、痩せ型体型でお尻が小さいひとには元々合わないみたいです。
ゲルマンやアングロサクソンの人達って男女ともにお尻が大きいからでしょうか。

そういう方は、新品シートでもダメなんですから、そこにクッションまでヘタってきたら、ちょっと乗るだけでも苦痛に感じてしまうかも知れません。



イメージ 1

例えば、W126のシートの作りですが、この程度のスプリングの上に



イメージ 2

このヤシ繊維のシートパッドが乗っかっているだけです。
はっきり言うと、ほかの部分のこだわり具合と比べると、126としてはシートの作りは随分と手抜きしちゃったのねって感じです。

10万kmも乗っていれば、このパッドにスプリング食い込んできます。
その状態が続くと今度はヤシ繊維が千切れてきて、そのカスがシート下に落ちてくるようになります。
そこまで行ったら賞味期限は完全に切れていますので、交換するしかありません。

シートパッドとスプリングの間に固めのウレタンシートを挟むと純正の新品パッドよりむしろ改善したという話も聞いたことがありますので、先にこれを試してみるのもいいかも知れません。



イメージ 3

クッションがヘタってダメなのか、シートそのものが合わないのかは、助手席に同じ時間座ってみると分かります。
痛くなり始める時間が変わらないなら、シートそのものに原因があると考えられます。
私の126はまだ6万km程度しか走っていませんが、それでもやはり助手席のほうがクッションはいいです。
ただ、シートポジションでも随分と違ってきますので、そこは揃えて確かめないと分からなくなってしまいます。

逆に言えば、ほんの数mm後ろを持ち上げたり下げたりするだけで座り心地は随分と変わってくるわけですから、あらためてベストポジションを探ってみるのもいいと思います。
おそらくほとんどの方は運転のしやすさでシート位置を決めているでしょうが、それをお尻が一番楽なところでシート位置を決めてみるわけです。



イメージ 4

何をやってもダメな場合は、シートそのものを別のものに替えるしかありません。
私のE60の場合は、お尻が痛くなるから交換したわけではないのですが、この時代のベンツなら「Cクラシック」という思い込みがあって事前に用意していたという経緯があります。

さすが、この時代のレカロの座り心地は完璧です。
それじゃあ、126もこれにするか、と言われると躊躇してしまいます。
幸いお尻がそんなに小さくはないせいか126のシートでもそれなりに満足していますし。



By OZW


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