W126にもハンマーバージョンなど過激な仕様のクルマもありましたが、今この時代の126の立ち位置としては難しいところがあります。
私個人は、W126に関しては少なくとも外観はオリジナルでジェントルに乗りこなすのが一番お洒落だと思っています。
といっても、機能的には不満な点もあり、そこをさりげなくバージョンアップしてやるのも、これから先不満なく乗り続けるには必要なことではないでしょうか。
いくら気に入ったクルマでも我慢しながら乗るのは楽しくありません。
いくら気に入ったクルマでも我慢しながら乗るのは楽しくありません。
ということで、まずはブレーキです。
もともとタッチは悪くない126ですが、絶対的な効きが少し足りません。
といって、ビッグキャリパー入れて、というところまではやりたくありません。
そこで、以前紹介したローター加工です。
ショックは前後ともノーマルより容量の大きいものをえちごやセッティングで特注。
容量大きくても硬くない設定です。
それどころか初期入力の部分ではノーマルよりソフトな設定です。
乗り心地を最優先にしつつ、コーナーでもLSDを活かした走りを可能にするには、特注しか選択肢がありませんでした。
ビルシュタインにしても他のショックメーカーもそうですが、スポーツ用にただ締め上げるだけのダンパー特性は、もう時代に合わないことを認識して欲しいものです。
サスをソフト設定した分、フロントのアクスルシャフトを強化して切り始めの頭の入りをクイックにしてバランスを取ります。
「W124 500Eが現役の頃には、入庫してきたのは、むしろW126のほうが多かったからね」
「一般整備からチューニングまで数えきれないくらいの台数こなしてきたから、手が自然におぼえてるよね」と皆口氏。
「一般整備からチューニングまで数えきれないくらいの台数こなしてきたから、手が自然におぼえてるよね」と皆口氏。
どの部分にどの厚みの補強材をいくつ取り付けるかは正にノウハウです。
By OZW
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