首都高速道路 都心環状線(C1)の汐留JCT~銀座IC間にある『汐留トンネル』
トンネル自体は短いのですが、その前後がしばらく壁に囲まれていて、この辺りは風がないと空気が淀んで漂っています。
で、壁の向こう側に汚水中継ポンプ場があってその汚臭がここに流れ込んで出て行かないため、いつ通っても車内の誰かが屁を漏らしたんじゃないかという臭いに包まれます。
BMW-Net E36号で通る度に経験していたのが、E36用のチャコールフィルターを見つけて、それを装着してみると、それは見事に臭わなくなって、感動しました。
W124の後期にはダストフィルターがあるのですが、いろいろ探してもチャコールフィルターは見つかりませんでした。
だったら、作るしかないでしょう、ということで、仕事の合間の時間で試行錯誤しながら、サンプル完成までようやくたどり着きました。
通常のダストフィルターに帯電フィルターと活性炭をプラスして、微粒子集塵+脱臭効果の両方を狙いました。
一般的なダストフィルター蘆材に活性炭フィルムを載せ、帯電フィルターでサンドイッチした構造です。
材質の特性上、帯電フィルターの蘆材は、活性炭粒子が少量ですが、こぼれ落ちることがあるので、帯電フィルターを上面にして、ダストフィルター蘆材が裏側になるようにした上で、純正OEMと同じ86山程度で作成してあります。
これにプラスチックの外枠フレームも用意しなくてはいけないのですが、1万個単位での発注でようやく純正定価と同じくらいになりそうです。
W124も随分、台数が減ってしまったので、売れても1桁少ないと思いますので、定価の2倍くらいまで抑えられればいいところでしょうか。
高くてもいいよって仰って頂けるお得意限定かもしれませんが、花粉が飛び始める頃には製品化したいなと思っています。
By k