一瞬、直6のM104エンジンのように見えるかもしれませんが、写真左上に反対側バンクのプラグコードが写っていることから、W140 6Lの前期 M120 12気筒エンジンだと分かります。
見た通り、原理的にはM104エンジンを2機がけにしたようなもので、実際デスキャップやローターなどは、24Vの104エンジンに使われていたものが、そのまま付いていました。
ただ、発熱が凄かったせいで、エンジントラブルも多く、後期からは点火方式にダイレクトイグニッション式が採用され、ガスケットの素材もベークライトからポリアセタールにアルミ板の芯材を入れたものに変更されています。
そんなわけで、前期の6L V12気筒の140で生き残っている個体は今では凄く少なくなってしまいました。
もちろん少ないながらも今でもお問い合わせは頂くのですが、お客様のご住所を確認すると北海道の方が多かったりします。
もちろん少ないながらも今でもお問い合わせは頂くのですが、お客様のご住所を確認すると北海道の方が多かったりします。
バブル末期、この車の運転を何度かしました。
洗車は、100回以上してます(笑)
これの前のモデルのW126や、これの後のW220は、普通に洗えるのですが、この140は、台がないとルーフ部分に全部手が届かなかったのをよくおぼえています。
初めて見た時には、防弾ガラス?と思った複層のドアウインドウ、半ドアから自動的に閉まるオートクロザー、ドアミラーだけじゃなくて室内のルームミラーまで電動だったことなど、本当にぶったまげる車でした。
先に書きましたように前期の12気筒は随分減ってしまいましたが、それ以外の140はまだまだパーツのお問合せやご注文を多く頂いています。
コストかけて作られた最後のベンツだと思いますので、大事に乗り続けて頂きたいなあと思います。
コストかけて作られた最後のベンツだと思いますので、大事に乗り続けて頂きたいなあと思います。
By k